「なんだこのタイトルは！！？」と思われた皆さん、僕も初めはそう思いました。
天才詐欺師のマーケティング心理技術という本がありまして、ぶっちゃけかなり胡散臭いタイトルですw
ただ、本のタイトルに惹かれたのと、ダン・ケネディ氏の新作ということで読んでみたところ、そこそこ当たり本でした。
起業家やビジネスマンのみならず、僕らブロガーやアフィリエイター、YouTuberあたりは読んでおくと参考になる本だろうなあと思いました。
ちなみに会社員の人は読んでもまず参考にならない本でした。僕みたいに副業をして自分のスモールビジネスを持っているか、これから起業したいという方には参考になる本だと思います。
そして、僕みたいなアフィリエイターは読むべき本だと思いましたw
何故なら、アフィリエイターは読者の心理を誘導して購入に繋げなければならないので、マーケティング心理技術を学ぶことは必要不可欠だからです。
アフィリエイトも営業もそうですが、ただただ押し売りするだけではダメなのです。
相手の心理を読んで、購買につなげる心理テクニックを駆使しなければ成約率は上がりません。
ということで以下、この本の書評と同時に、この本から学べる心理技術とアフィリエイトテクニックをまとめてみたいと思います。
目次
そもそも天才詐欺師のマーケティング心理技術ってどんな本？
で、まずはこの本がどんな本なのか？っていうお話からしたいと思います。
この本はダイレクト出版から出版されているビジネス本でして、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの業界では権威中の権威でもあるダン・ケネディ氏の本を日本語訳したものになります。
本書の内容としては、アメリカの伝説的詐欺師が億万長者になった方法が詳細に記載されています。
かつてアメリカにブリンクリー博士という医者がいたのですが、ヤギの精巣を男性の精巣に移植するという手術をすることで、巨万の富を得ました。
ニセ医者だと非難を浴びながらも、彼は大胆な宣伝や狡猾なマーケティング、プロモーション手法によって多くの人々を引き寄せ、大金を手にしていったのです。
そんなブリンクリー博士がどうやって医者の資格を取り、ヤギの精巣を男性の精巣に移植させるという胡散臭い手術をどのようにして人々に信じさせ、どのようなプロモーションを行ったのか？その全てがダンケネディの分析とともに記載されている本になります。
と、内容がわかったところで、本書に記載されているノウハウがどのようにアフィリエイトに役立つのか？見ていきましょう。
人々に認められた権威は、他のすべての要素に勝る
第1に学んだのがこちら。
どういうことかと申しますと、「無免許医師の言うことよりも権威ある医師の言うことを聞く」ということです。
当たり前の話ですよね。ですが、詐欺師にとっては重要な話です。
天才詐欺師のブリンクリー博士はこのことをよく知っていたので、なんとかして医師免許を取得することを志します。
しかし、医師免許を取得するのに膨大な労力がかかることを知った博士は、とある方法で勉強することなく医師免許を取得し、権威を手に入れるのです。
試験に合格することなくブリンクリー博士が医師免許を取得した具体的な方法は本に書いてあるのでここでは書けませんが、僕はこれを読んだとき目から鱗が落ちましたよね。
「ある種の人間にとって卒業は騙し取るものである」
と本には書いてあります。
そんなこと言っていいのかって感じですがw
アフィリエイトで言うならば、よくわからん奴が書いている記事よりも権威のある奴が書いている記事の方が信用できるということです。
例えば、ブログで1円も稼げていない奴が「ブログで稼ぐ方法」という記事を書いても誰が信用するでしょうか？
信用しないですよね？
そういうことです。
そのために、権威づけが必要ということであり、本書では「いかにして人々に認められる権威を作り上げるか？」ということが書かれています。
これはアフィリエイトをするのもそうですが、どんなビジネスをするにも当てはまることではないでしょうか？
万能な１つの商品より、専門化して複数に分けよ！
これもアフィリエイトで重要な概念。
「よくわからない大衆に向けて情報を発信するのではなく、特定の1人に向けて情報を発信せよ！」
というマーケティングの基本ですね。
アメリカの有名なコメディアンだったビルコスピーの名言、
「私は成功のカギというものはわからないが、失敗のカギは知っている。それは全ての人を喜ばせようとすることだ」
っての、ブロガーやアフィリエイター全員が肝に命じておくべき言葉だな。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年9月3日
ブリンクリー博士は医師免許を手に入れた後、極めて限定されたタイプの顧客に焦点を絞り、特定の問題に対して特定の解決策を提供しました。
それが、男性の性欲だったわけです。
そして、顧客の感情に的を絞り、マーケティング活動を開始したわけです。
ここで重要な点は、大きなセグメントを切り捨てるということです。つまり、ターゲットを絞りつつも、誰を切り捨てるかも明確にしたということです。
アフィリエイトでも普通のビジネスもそうですが、大勢の人は誰を切り捨てるかを明確にできないわけです。
ブリンクリー博士は、世の人々の半数を占める「女性」を全て捨て去ったわけですね。
しかし、「女性」というセグメントを切り捨て、あえて男性にターゲットを絞ることでビジネスは成功するわけです。
そのターゲットの絞り方、セグメントの分け方はアフィリエイトにおいても重要なわけですが、その理論が本書に具体的に書かれております。
ターゲットを絞りつつ、あらゆるメディアを使う
これは現代で言うなら、商品の広報にブログを使うのか、YouTubeを使うのか、ツイッターを使うのか、どれを使うのか？ということ。
ブリンクリー博士はSNSもブログも無い時代に、ハガキやラジオなどあらゆる媒体を駆使してプロモーション活動を行ったわけです。
そのプロモーション戦略が本書には具体的に書かれております。
アフィリエイトで稼ぐと言ったらブログだ！！という思考に至る人も多いですが、別に使える媒体は１つではないわけです。
ブログで集客をする方法はSEOだけではないはずです。
TwitterなどSNSで集客しても良いし、YouTubeで集客してもいいわけです。
ターゲットを絞って使える媒体は全て使う。これは全アフィリエイター、いや、全ビジネスマンが把握しておくべきことだと思いました。
まとめ。
タイトルからして胡散臭いなあ…とか思っていたんですが、内容は至極真っ当なマーケティング本でした。(このタイトルもある意味ダイレクト出版のマーケティング戦略の１つでもあるのでしょうがw)
ってことで、ご購入はこちらからできますのでご興味ある方は是非お読みください。
ではでは、資本家目指して頑張っていきましょう。
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