2018年7月現在、ビットコイン価格は一貫して弱気トレンドを貫いており、2017年に200万円の高値をつけたものの現在は70万円にまで落ち込んでいます。
かくいう僕は高知の某プロブロガー、イケダハヤト氏のブログに感化され、ビットコインを始めとする仮想通貨をコインチェックやビットフライヤーで購入し、世にもおぞましいコインチェックの資産凍結事件、大暴落を経験し、100万円ほどあった含み益を一瞬にして失いました。
年収250マンのしがない貧乏サラリーマンが一瞬にして100万円の含み益を失う…こんな辛いことはありません。
とはいえ、僕は自分の失敗をイケダハヤトさんのせいにするつもりはありません。
投資は自己責任ですし、僕に金融リテラシーがあればイケダハヤト氏の言うことを鵜呑みにはせず、歴史を教訓にして高値で売り切ることができていたことでしょう。
僕が仮想通貨投資で失敗したのは、ひとえに僕に金融リテラシーが欠けていたからです。
ですので僕は仮想通貨で失敗したのち、真面目に投資とお金について勉強しました。それこそ投資の教科書とも呼ばれている「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」など、色々な本を読み漁りました。
すると、あららイケダハヤト氏の主張していたことはほとんど間違っていたということに気づいてきました!
ということで本日は、今後もイケダハヤト氏の言説に惑わされることがないように、なぜ僕は仮想通貨投資で失敗してしまったのかについて実体験談と理由をお話ししたいと思います。
僕の後悔の念も含めて書いているので、みなさん是非ご参考ください。
目次
「価格が上がりそうだから」という理由だけで実体を理解せずに投資した
さて、僕が仮想通貨に投資した理由ですが、単純明快です。
単に価格が上がりそうだから投資しました。
はい。それだけ。
冷静に考えれば、ブロックチェーン技術自体は利用されるようになるかもしれませんが、それと価格が上がるかどうかはイコールではありません。
単純に僕は、単なる投機目的で仮想通貨に投資しました。
すなわち、一攫千金を狙っていました。
とはいえ僕は年収250マンのしがない貧乏サラリーマン。一気にブチ込めるお金などあるはずもないのでなけなしの貯金をはたいて85万円ほどを仮想通貨にぶち込みました。
この時の僕の心境はこうです。
仮想通貨の技術がどーのこーのとか偉そうな主張をかつては記事にしていましたが、本心はただただ「お金が欲しい」ということだけでした。
「よくわからないものには投資をするな」とはよく言ったもので、僕は文字通りよくわからない実体のないものに大金を入れてしまったのです。
仮想通貨ブロガーが、しれっと資産運用とかにシフトしてるね(仮想通貨アフィリエイトは廃止の方向)。
仮想通貨に可能性を感じ信念があった訳でなく、単に金儲けのため「だけ」にやっていたと暴露したようなもの。
せめて仮想通貨推しに対する総括をやってから、ほかに乗り移ってほしい。— とらべるじゃーな!@山口グミ(年末に配られる餅味新発売) (@jarna_jp) 2018年7月7日
お金が欲しいからといって自分でよく理解していないものには投資をしてはいけない!特に実体のないモノは危険!ということを学びましたね。
「自分でもその価値を信じられていない、よくわからない実体のないモノに大金を預けてしまったこと」これが失敗理由の1つ目です。
ブロックチェーンの実用化が仮想通貨価格の上昇に繋がると信じ、長期投資を実践してしまったこと
2つ目の失敗理由としては、ブロックチェーンの実用化が仮想通貨価格の上昇に繋がると信じ、長期投資を前提にして投資してしまった点でしょう。
イケダハヤト氏は、かつてこんなことを言っていました。
新規組は今回の件でだいぶ離脱するだろうけど、仮想通貨はまだまだ市場規模伸びますからねぇ。
仮想通貨とブロックチェーンは、なにより「技術」なんで。
長期投資派のイケハヤは楽観視してますし、むしろ買いどきだと認識してます。— イケハヤ@ブロガーズギルド (@IHayato) 2018年1月26日
重要なのは、仮想通貨の市場規模は拡大し続けるということ。今50兆円くらいでしたっけ?すぐに500兆くらいにはなると思いますよ。これは大げさではなく。
どの銘柄が跳ねるかはわかりませんが、市場規模が大きくなるのは確実なので、主要どころに長期投資すれば割りと簡単に資産は増える……はずw— イケハヤ@ブロガーズギルド (@IHayato) 2018年2月17日
さて、イケダハヤト氏がこのようなツイートをしてから既に半年ほどが経過していますが、彼の言う通り主要どころの仮想通貨に長期投資していたら割と簡単に資産が減っています。
冷静に考えて、2017年と2018年の年末年始以上に価格がこれからも上がり続ける保証はないですし、市場規模が拡大し、ブロックチェーン技術が実用化されたからといって仮想通貨の価格が上がるとは限りません。
イケダハヤト氏のこうしたポジショントークが間違っているということは、歴史を紐解けば容易にわかることなのです。
例えば、投資の教科書とも言われているウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理には以下のような記述があります。この文言は僕ら投資初心者は肝に命じておくべきでしょう。
革新的な技術が必ずしも優れた投資対象とは限らない。
例えばアメリカの産業史を紐解けば、1850年代に鉄道は通信及び商業の効率を飛躍的に高めると広く期待され、実際その通りになった。
しかし、そのことは鉄道会社の株価がどんなに高くなってもいいということではない。当時、鉄道株は軒並み投機的な高水準に達し、やがて1857年の8月にバブルが破綻した。
*ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理より
ブロックチェーン技術もこれからの社会をきっと変えていくでしょうし、商業の効率を飛躍的に高めることでしょう。ブロックチェーンの技術については僕もそれなりに勉強したのでそれに対する異論はありません。
しかし、ブロックチェーン技術の実用化によって仮想通貨の価格が上昇するということには結びつかないのです。
ブロックチェーン技術と仮想通貨の関係性は、かつての鉄道の普及と鉄道会社の株価の関係と同じではないでしょうか?
すなわち、仮にブロックチェーン技術が人間の生活を大きく変えたとしても、仮想通貨への投資が報われるとは限らないのです。
上記の鉄道の例と今回の仮想通貨の例、まるで似ていると思いませんか?違いがあったら教えてください。
僕らが投資で見るべき点は、技術がどのように社会を変えるかとか、市場規模がどれだけ大きくなるかということではありません。
大事なのは、その技術や産業がどれだけ利益を生み出すのか?どれだけその利益を維持していけるか?ということだと思うのです。
ということで、僕が仮想通貨投資で失敗した理由の2つ目は、長期投資を前提にして投資してしまったこと。そして、ブロックチェーンの実用化が仮想通貨の価格の上昇に繋がると信じていたということです。
バブルの最中に売ることができなかった
さて、仮に仮想通貨に長期投資をしていたとしても、高値で売ることができれば利益を出すことはできたわけです。
しかし、僕は仮想通貨バブルがまだまだ上がると信じ、売り抜けることができませんでした。これが僕が仮想通貨投資で失敗した3つ目の理由です。
バブルの最中、民衆はそれがバブルだとは気づきません。
バブルの最中、人々は口を揃えてこう言うわけです。
「今回だけは特別だ」
仮想通貨バブルの最中も、僕は「仮想通貨だけは違う。今回だけは価格が上がる明確な理由がある」などと明確な理由がないにも関わらず仮想通貨の値上がりを正当化しておりました。
ちなみに、仮想通貨を購入した頃の僕の過去のブログ記事を今見返してみると、以下のようなことが書かれておりました。
チューリップバブルも日本の不動産バブルもそうですけど、実体のないものの価格が価値以上に膨れ上がったものをバブルと言うんです。
仮想通貨、すなわちブロックチェーンに関しては本当に価値があるのでバブルではないと僕は思っています。
*2017年12月15日の僕のこちらの記事より引用
今見ると笑えますw
いやー…投資経験の浅い僕が何を考えていたんでしょうかね…
この頃はお金についての勉強なんて何もしていなかったので、平気でこんな恥ずかしいことをブログに書いていたわけです。
ちなみに広瀬 隆雄先生の著書、MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法には、「中吊り広告に要注意!」と書かれておりました。
電車の中吊り広告に投資の広告が掲載され始めたら、その投資からは撤退せよ、という理屈です。
すなわち、民衆が投資の話を始めたら要注意ということです。
他にも面白い話があります。靴磨きの少年の話です。
アネクドートとは何か? それを説明するため、ひとつアネクドートを出すと、1929年の「暗黒の木曜日」の株式市場大暴落の前にジョセフPケネディは靴磨きの少年から「旦那、良い株を教えましょう!」と言われて(そろそろ株式から足を洗った方が良いな)と直感しました。これがアネクドートの例です。
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年3月15日
すなわち、最も相場から程遠い人物(靴磨きの少年)が株の話をしていることに違和感を感じて、ケネディは相場の天井を予想したわけです。そこでケネディはすぐに全銘柄を売りさばきました。
そしてその次の年に株式市場大暴落が起こったわけです。
これを仮想通貨の例に当てはめれば、相場からは程遠いところにいる若手お笑い芸人や主婦などが仮想通貨投資を始めた時点で相場の天井を察するべきだったのです。
事実、ワイドショーや中吊り広告に仮想通貨が取り上げられるようになってから1ヶ月後くらいに仮想通貨相場の大暴落が起きました。
バブルの最中にバブルと察するのは難しいですが、多少であれ歴史を勉強しておけば僕のように含み益を全て失うことなど防げたわけです。
ということで、歴史をしっかり勉強し、社会を俯瞰的に眺め、バブルの天井をしっかり予測できていれば含み益を利確することはできていたわけです。
バブルとは「より馬鹿理論」と言われます。
つまり、自分より高値で買う馬鹿がいるうちは相場は上がり続けるということです。
しかし、大衆の数には限りがあるので、いずれ自分より高値で買う馬鹿はいなくなり、その時点で相場は下落するわけです。
そこを判断する基準となるのが中吊り広告、靴磨きの少年の例ということですね。
ということで以上、高値で売り抜けなかったというのが僕の仮想通貨投資失敗の3つ目になります。
「何%上がった時点で売る!」など決めておけばよかったのですね….
まとめ。今後は資産運用に切り替えます
ってことで、これから僕は仮想通貨からはしばらく足を遠ざけ、株や投信などの資産運用にシフトしていこうと思います。
あ、別に仮想通貨資産全部処分したわけじゃないですよ。ETHとかXCPとかWAVESとかはまだ持っています。この辺はもう、本当にお金に困る時まではひたすらホールドしておこうかなと思っております。
メインの資産運用としてはこれからはインデックス投信としてWealthNavi、個別株投資としては色々と勉強をしつつ、自分なりの戦略を考えながら戦っていこうと思います。
特にロボアドバイザーのWealthNaviは超優秀ですね…ロボットが淡々と積立投資とリバランスをし続けてくれますので余計な感情が入り込む余地もありませんし、安定して資産を増やし続けてくれます。
手数料は1%と高めですが、「投資を自分で考えるのはめんどくせえ!本業で稼ぐことに集中して、投資はロボットに全部お任せしてえ!」って方にはかなりオススメです。
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さて、仮想通貨投資で脱サラする夢は絶たれましたが、まだまだ僕は脱サラを諦めてはおりません。
日々勉強をして、収入を増やし、投資に精を出し、金が金を生み出すマネーマシンを作り出し、不労所得だけで生活できる資本家になりたいのです。
その努力の過程は本ブログにて今後とも赤裸々に綴っていく予定ですので、みなさんよければご愛読ください。
ちなみに、本記事で紹介した「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」とMarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法は僕が色々な投資本を読み漁った中でも特にオススメになります。
下記にアマゾンリンクを貼っておきますので、投資にご興味ある方はよければご購入ください。
ではでは、資本家になるべく、頑張っていきましょう。
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